SOLD OUT
19世紀頃のフランスの刷毛です。
(L≒360mm)
美しい刷毛です。
・・・
「美しい」と言ったり書いたりするとき、いつも心に引っ掛かりを感じます。
「美しい『花』がある、『花』の美しさという様なものはない。」
と言い切った小林秀雄の、それは〈覚悟〉のようなものでしょうが、
それでも「美とは何か」、という問いは残ります。
(問い続ける態度こそが肝要、とか 誰かが言い出しそうです。)
先に書いた「引っ掛かり」というのは、
ざっくり言えば、「そこに普遍性はあるのか」といった訝りです。
「あなたの『美しい』は、私の『美しい』ではない」
のが普通でしょう。(「普通」って、一体... )
それでも、私は、普遍的なものはある、と思っています。
そう信じたい(、か 否か)、という話でしょうが。