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NS008 フランス製の刷毛

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19世紀頃のフランスの刷毛です。 (L≒360mm) 美しい刷毛です。 ・・・ 「美しい」と言ったり書いたりするとき、いつも心に引っ掛かりを感じます。 「美しい『花』がある、『花』の美しさという様なものはない。」 と言い切った小林秀雄の、それは〈覚悟〉のようなものでしょうが、 それでも「美とは何か」、という問いは残ります。 (問い続ける態度こそが肝要、とか 誰かが言い出しそうです。) 先に書いた「引っ掛かり」というのは、 ざっくり言えば、「そこに普遍性はあるのか」といった訝りです。 「あなたの『美しい』は、私の『美しい』ではない」 のが普通でしょう。(「普通」って、一体... ) それでも、私は、普遍的なものはある、と思っています。 そう信じたい(、か 否か)、という話でしょうが。

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