(※以下、「デルフト・タイル ①・②」の説明と重複する内容です。)
18世紀 (「1725年頃」と聞いています)のデルフト・タイルです。
「デルフト・タイル」とは、オランダ北部のデルフト、ロッテルダム、アムステルダム、マッカム等を中心に1500年代後半から製造されたタイルの総称で、元々は巾木(壁と床の境目に付ける部材)として使われものです。
フェルメールの『牛乳を注ぐ女』に描かれた巾木タイルもデルフト・タイルですね。
(『牛乳を注ぐ女』はアムステルダム国立美術館の所蔵ですが、多くのフェルメール作品はマウリッツハイス美術館にあり、そこを訪ねてデン・ハーグまでは行きましたが、デルフトは行ったことがありません。)
閑話休題
大きさが125mm角 前後なのも、巾木用だったためのようです。
厚みは、初期のものは(陶土の質の問題で焼成時の強度を保つため)15~18mmくらいあったのが、17世紀半ばには10~13mm程度に、19世紀以降は5mm以下に、と次第に薄くなったようです。
染付の絵は、職人によるものなのに、洗練されているとは言えない、素朴な(「稚拙な」とも言えそうな)ものも多いです。
田園風景や動植物、人物や聖書系など図柄は多岐にわたり、色も染付(コバルト)の他に、赤紫色(マンガン)、色絵(ポリクロ-ム)があります。(無地の白釉タイルもあります。)
錫釉が施釉されていることで透けない(やや青みを帯びた)乳白色の肌になっています。
このタイルには右上隅と左下隅に釘穴(:土を木枠に入れて成型した際に使用された穴)があります。
size≒W125 x H125 x T9mm
※縁(左上と左下)にカケがあります。
(写真1枚目に写っているスタンドは商品に含まれません。)