





日本製のアルミ合金製クリノメーターです。
年代不明ですが、良い造りの革ケースに入っています。(写真6枚目 参照)
クリノメーターとは「地質調査(地表踏査)に用いる、地層面・断層面などの走向・傾斜を測る道具」(Wikipedia)で、「ルーペ、ハンマーと共に、地質調査の三種の神器と呼ばれる」(同) もののようです。
コンパス(方位磁石)*と水準器(spirit level)、裏面には傾斜計が付いています。
(磁針と傾斜計の振り子には針止めのロックがかかります。)
写真に撮り忘れましたが、下部にはスライド式のスコープ(照準器)が収納されいます。
アナログの多機能ツールといった代物ですね。
註:磁針と同軸で振り子も付いていて、これも傾斜測定用かと思いますが、ちゃんと機能しているように思えません。
コンパスと水準器、裏面の傾斜計は ちゃんと機能しています。
冒頭で「アルミ合金製」と書きましたが、そう説明を受けただけで、表面処理されていて材質は判然としません。
文字盤(ダイヤル)はアルミ製、磁針の軸受け(風防)はガラスです。だと思います。
▲表面の中央付近(コンパス部の下、水準器の上)に擦れ痕があります。(ケースのボタンホックの痕だと思います。)
本体size≒W59 x H109 x D15mm
(写真6枚目に写っているスタンドは商品に含まれません。)
*註:日本のクリノメーターは、コンパスのダイヤルが通常とは逆で、東・西(E・W)の表示が逆になっています。(写真2枚目 参照)