











アリダードとは、
平板測量* に用いられる、直定規にピープサイト* (:前・後の視準板) が取り付けられた装置 のことです。
よく測量の現場などで見かけるのは「望遠鏡付アリダード」で、
この商品は「普通アリダード」になります。
詳細不明、年代不詳です。
ピープサイトのうち、前視準板に張ってある細いワイヤーは「レティクル (照準線)」と言いますが、
少し緩んでいます。(写真6枚目 参照)
ネジを回してピンと張ることも可能なのでしょうが、そのままにしています。
また、
ピープサイトのうち、後視準板は、ネジを緩めれば、上下にスライドして位置調整が可能なように思えますが、
試していません。(写真7枚目 参照)
木のボディ (定規部) には水準器が取り付けられています。(写真10・11枚目 参照)
木 (ツゲ材?) と金属の組み合わせが美しい、メカニカルな道具 (器機) です。
size≒ W232 x D37 x H116 mm
(折りたたみ時=写真12枚目の状態 H≒20mm)
weight≒187g
*註1:平板測量とは、
平板とアリダードを用いて地形の距離角度、高低差を図面に一定の縮尺で作図していく測量です。
*註2:ピープサイトとは、
照準器の一種で、照門が溝ではなく穴になっているもの (環孔照門) のことです。