











プラニメータ(Planimeter) は、
「面積計測器」「面積計」「求積機」等と呼ばれる、
地図や図面など平面上の図形の輪郭をなぞることにより、その面積を計測する装置です。
※この装置のことを詳しくお知りになりたい方は、
↓Wikipedia や
https://ja.wikipedia.org/wiki/プラニメータ
↓「小林理研ニュースNo.87_3」を
https://www.kobayasi-riken.or.jp/news/No87/87_3.htm
ご参照ください。
(ここでは「面積を測る仕組み」についての説明は省かせていただきます。)
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プラニメータの発明は19世紀後半、スイスのJ.Amsler (ジェイコブ・アムスラー) によるもののようですが、
この商品は、発明時の原型に近い機種のようです。
メーカーは英国「ALLBRIT」社。
1951年製。
プラニメータ本体に、
ベークライト製ケース、紙箱 (元箱)、
三つ折りのレジュメ (商品概要?)、
小冊子様の12ページの取扱説明書 (英文) と、一式揃っています。
プラニメータ本体とベークライト製ケースは、保存状態も良く、機能していますが、
取説と元箱には折れやめくれ・破れなどの傷みがあります。
(また、元箱とレジュメには持ち主だった「W. J. Bulmer」氏のペン字のサインや、
取説の裏表紙には鉛筆書きの計算メモなどが残っています。)
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ほぼどなたも実際に使用することはない装置だと思いますが
(私もこれを使って面積を測ったことはありません)、
精密なアナログ式機器としての魅力に溢れる、
フォルムも美しく、ディテールも美しい装置だと思います。(個人の感想です。)
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ベークライト・ケースの大きさ:
size≒ W240 x D80 × H40 mm
(写真7・8枚目と9枚目中段に写っている黒いケースを閉じた状態)
紙箱の大きさ (写真11・12枚目 参照)
size≒ W260 x D100 × H50 mm
weight≒825g